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業務改善助成金
2021.09.20 掲載

業務改善助成金に関する過去の情報は、本ページの下部に掲載しています。

業務改善助成金

「業務改善助成金」は、生産性を向上させ、「事業場内で最も低い賃金の引上げを図る中小企業・小規模事業者を支援する助成金です。事業完了期限は令和4年3月31日です。

助成金の概要

最低賃金を一定額以上引上げ、設備投資など(機械設備や人材育成・教育訓練)を行った場合に、その費用の一部を助成する制度です。

助成金支給までの流れ

  1. 事業実施計画などを労働局に提出
  2. 審査認定
  3. 事業実施計画などの認定後計画に沿って実施
  4. 労働局に事業実施結果を報告
  5. 支給決定

各コースの内容

区分引き上げ額労働者数助成上限額
20円コース20円以上1人20 万円
2~3人30 万円
4~6人50 万円
7人以上70 万円
10人以上80 万円
30円コース30円以上1人30 万円
2~3人50 万円
4~6人70 万円
7人以上100 万円
10人以上120 万円

上記の2コース以外に、45円・60円・90円コースがあります。詳細はお尋ねください。

業務改善助成金(2017 年 2 月の情報)

業務改善助成金は、中小企業・小規模事業者の生産性向上を支援し、事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)の引上げを図るための制度です。
生産性向上のための設備投資(機械設備、POSシステム等の導入)などを行い、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた場合、その設備投資などにかかった費用の一部が助成されます。

助成金の額

・最低賃金が 750円未満の事業場
最低賃金を 30円以上引上げた場合 … 助成の上限額 50万円
・最低賃金が 800円未満の事業場
最低賃金を 40円以上引上げた場合 … 助成の上限額 70万円
・最低賃金が1000円未満の事業場
最低賃金を 60円以上引上げた場合 … 助成の上限額100万円
・最低賃金が800円以上1000円未満の事業場
最低賃金を 90円以上引上げた場合 … 助成の上限額150万円
最低賃金を120円以上引上げた場合 … 助成の上限額200万円

助成金の対象

  • 人材育成・教育訓練費
  • 経営コンサルティング経費
  • その他


過去に業務改善助成金を受給したことのある事業場であっても、助成対象となります。
その他生産性要件を満たすと助成率が加算になる場合があります。詳細は、お尋ね下さい。

業務改善助成金(2016 年 6 月の情報)

「業務改善助成金」は、中小企業の賃金と業務の改善を国が支援し、従業員の賃金の引き上げを図るための助成金です。

受給できる事業主に課せられる施策

  1. 事業所内で最も低い賃金の時間給を60円以上引き上げる賃金引上計画を策定し、引上げを実施すること。
  2. 労働者の意見を聴取の上、労働能率の増進に資する設備・器具の導入等の業務改善を実施すること。
  3. 雇入れ後6カ月以上を経過した時給800円未満の労働者を使用している事業主であること。

助成金額

業務改善のための設備・器具の導入に要した費用の2分の1(上限額100万円)。
なお、労働者が30人以下の事業所は、導入費用の4分の3(上限額100万円)。
業務改善計画を策定し、助成金の交付申請をした上で、労働局の交付決定通知を受けた後で、計画の実施をすることが条件です。

※詳細な内容等は、お気軽にお尋ね下さい。

業務改善助成金(2014 年 7 月の情報)

事業場内で最も低い時間給を40円以上引き上げる中小企業事業主に、そのための業務改善経費として、最大で100万円の助成金が支給されます。

支給の要件

  1. 賃金引上げ計画
    事業場内で最も低い時間給を40円以上引上げる計画を作成し、実施すること。※引上げ後の賃金額を就業規則に明記すること。
    (助成金申請時に、800円未満の時間給等の労働者を使用している必要があります。)
  2. 業務改善計画
    業務改善(賃金制度の整備、就業規則の作成・改正、労働能率の増進に資する設備・器具の導入・研修等に係る計画を作成し、実施すること。
    ※業務改善計画については交付決定後に実施したものに限ります。

支給額

30人以下の事業場については、業務改善に要した経費の4分の3、31人以上の企業規模の事業場については、2分の1(いずれも上限100万円)を助成します。
賃金引上げ計画期間中に支給要件を満たした場合に支給されます。

助成対象となる経費

業務改善効果のある物品の購入費、リーズ費、専門家への委託費が助成対象となります。
以下は、助成対象となる経費の例です。

  1. 労働能率の増進に資する設備・機器の導入
    • 在庫管理、仕入業務の効率改善のためのPOSレジシステムの購入費用
    • 作業効率及び安全性の向上を目指した工場、店舗の改装、機器等の購入費用
  2. 労働能率の増進に資する研修
    新設備導入や能率向上に必要な労働者の研修の費用
  3. 賃金制度の整備
    事業場内最低賃金の引き上げに伴う賃金制度の見直しのための賃金コンサルタント費用
  4. 就業規則の作成や改正
    事業場内最低賃金の引き上げ等に伴う規定の作成・改正のための社会保険労務士の手数料
  5. パソコンの増設や、機器の導入等の費用

支給事例

A社:豆腐製造業
工場の一部を改修し、新たに商品仕訳場の設置を行うとともに、配送車への積込み場を入口に設ける改修を行い、改修費用として100万円が支給された。
B社:社会福祉施設
送迎時間短縮を目的に車椅子2台乗車可能な送迎用車両を導入し、当該車両の購入費用として100万円の助成金が支給された。
C社:医療保健業
診療所のレセプトコンピューターを購入することにより、レセプト作成時間を大幅に短縮することができ、高圧蒸気滅菌器を増設する事により、医療機器の滅菌時間を短縮することができ、経費の削減をはかった。
これらの購入費用として、100万円の助成金が支給された。
D社:介護事業
施設介護の現場において、「高さが自由に調整できるテーブル」、「ハンディナース子機」、「スチールキャビネット」を購入費用として、89万円が支給された。
E社:土木建築サービス業
建築設計とデザイン作成費の効率化のためのCADシステムの導入、およびデジタル複合機を導入する費用として100万円が支給された。
F社:卸・小売業
小売の店舗においてホームページを作成し、パソコン並びに顧客管理ソフトを購入、また、就業規則の作成をコンサルタントに依頼し、助成金が支給された。